実績
紫藤がTCLのVia LA ATSC 3.0パテントプール加入を支援
2025-05-23
Topic:TCL, VIA LA, ATSC 3.0 Patent Pool, PurpleVine IP

   TCLは過去にライセンシーとしてVia LAのATSC 3.0パテントプールに初参加、現在はライセンサーとして参与を深化している。  

 米国サンフランシスコ時間2025年5月20日、グローバルリーディングの協調的技術ライセンス機関であるVia Licensing Alliance(以下「Via LA」)は、世界販売量がトップクラスの中国テクノロジー企業の一つであるTCLが、同社のATSC 3.0パテントプールに新たなライセンサーとして加入したことを正式に発表した。 

 Via LAのヘス・ホグランド社長は「TCLは世界最大のテレビメーカーの一員であり、同社がライセンサーとしてATSC 3.0パテントプールに加入することを非常に嬉しく思う。過去2年間、当社のパテントプールは規模を拡大し続け、現在ではTCLを含む19社のライセンサーを擁している。ATSC 3.0パテントプールはライセンサー側で顕著な進展を遂げただけでなく、ライセンシー側でも積極的な増加傾向を示している。これはViaチームが世界中のイノベーターと実施者の深度参与を持続的に推進し、特に中国市場での積極的な布石が功を奏したためである」と述べた。 

 紫藤知的財産集団(以下「紫藤」)は中国を本拠地とするグローバルリーディングのIP総合ソリューションプロバイダーであり、TCLが標準必要特許(SEP)を取得するプロセスを成功裏に支援し、同社がVia LAのATSC 3.0パテントプールに順調に加入することを実現させた。 

 紫藤の楊進董事長兼CEOは「紫藤は今回、TCLのSEP取得及びVia LA ATSC 3.0パテントプール加入を促進できることを光栄に思う」と述べ、「この協力はTCLにとって意義深く、同社の事業がATSC 3.0と緊密に関連することになる。業界をリードする企業として、TCLの加入は無論Via LAパテントプールに強大な推進力を与え、多大な付加価値をもたらすだろう」と補足した。 

 TCL実業の傅朝輝法務総責任者は紫藤の支援に対して高い評価を示した。傅氏は、TCLがVia LAパテントプールに加入することで、特許ライセンス体系の発展を一層推進し、ATSC 3.0標準のグローバル技術エコシステムにおける応用と普及を加速させると強調した。

 Via LA ATSC 3.0パテントプールのメンバーが増え続ける中、TCLの加入により同プールはさらに充実し、今後の持続的な発展に堅実な支援を提供することになる。 

Via LAについて 

 Via LAはライセンス分野のリーダーであり、均衡の取れたライセンスソリューションを通じて、グローバルな技術応用の加速、産業界の参与促進、イノベーション価値の回収を目指している。同社が運営する数十のライセンスプロジェクトは多様な技術をカバーし、約2.5万件の特許を擁し、130カ国以上の地域で事業を展開している。現在、100社以上の特許保有者及び約1万社のライセンシーを集めている。独立した運営体制を持つVia LAは、業界トップ企業による共同保有の形をとり、知的財産ライセンス分野で25年以上の豊富な実績を誇る。Via LAの詳細情報については、公式サイト www.Via-LA.com にて確認することができる。

TCLについて 

 TCLは消費者にパワーを与え、より豊かな人生を実現することを目標としている。多数の賞を受賞したテレビ、オーディオ製品、モバイルデバイス及び家電製品ラインナップを通じて、匠心あふれるデザインと最先端技術を融合させ、高い価値のユーザーエクスペリエンスを提供している。世界最大の消費者向け電子機器ブランドの一員として、TCLは深厚な製造力、垂直統合されたサプライチェーン体系及び先進的なパネル生産拠点を強みとし、技術イノベーションと製品開発を継続的に推進している。TCLの詳細情報については、https://www.tcl.com/global/enにて確認することができる。 

作者
PurpleVine IP
zt.pr@purplevineip.com
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